のろけるぜべいべ☆
バイト終わりの彼と駅で待ち合わせて、栄に移動して、お昼ご飯にお寿司食べて、地下街ブラブラして、ベンチでおしゃべりして、お部屋に移動して、ふたりでゴロゴロして、さよならしました。
あんまり会えなかった一ヶ月二ヶ月の間、いろいろ文句もあったし(ブログやらtwitterやらfacebookやらリアルやらでご迷惑掛けました、反省してます)、会ったら直接言ってやる!とか思ってたけど、いざとなると、なんでもどうでもよくなっちゃうのね。
ちょっとだけ待ち合わせ場所に遅れて行った私に、"もー、ももちゃん遅すぎやしー"って、会ったそばから意地悪言うくせに、私の目を捉えた彼の目はすっごく優しくて、のっけから拍子抜けしちゃった。
久しぶりのデートだったからちょっと緊張してたんだ、でも彼はいつも通りいじわるでやさしくて、そんなじっと見つめられたら、私は恥ずかしくなってしまうよ。でもじっと見つめられるなんて、すごくうれしい、彼の瞳を独り占めした気分。わたしのささやかな独占欲。:P
とくにどうするって計画を立てたわけじゃないのに、なんとなく"行こっか"て同じ方向に歩き出すのも、人ごみをすり抜けながらなんとなく手を繋いでしまうのも、"おなか減ったー"って連呼する彼の声になんとなく元気がないのも、ぜんぶぜんぶ、この"なんとなさ"が好き。
彼は手振り身振りを交えて、腸で糖が吸収されるときのことや脳の養分は糖分だけってことやダイエットのとき脂肪が落ちるときのことや、なんだか科学的な小難しい話をしてる。
私はそんな彼の腕に軽く手を掛けて、半分聞いて相槌を打ちながら、半分聞き流して両脇に並ぶ地下街のショーウィンドウに視線を落としながら、歩調をあわせて歩いてる。
彼が私が半分聞いてないのに気付いて、"あっこんな話興味ないよな"って慌てて、私は半分聞いてなかったのがバレたのに気付いて、"えっ聞いてるよ、糖のお話でしょ。腸で吸収するときのためにだけ分解してリンパ管に入ったらまたくっつくのは脂肪だったっけ?"なんて適当に取り繕う。
独りよがりな感想なのかもしれないけど、わたしはこの空気がすごく好き。
彼がおしゃべりしてるのを聞くのが好き。糖の話をしてる彼の横顔を見るのが好き。
行き先も決めずに、このままずっと気の向くまま歩いていられたら最高だなって、思う。
そして中途半端にいちゃつくから、ふたりとも微妙に欲求不満ww
そして空気と状況を読んで次に誘うのは、わたしのお仕事。これ、いつもものすっごく恥ずかしいんだけど。でもうしろからぎゅーって抱きしめられたら我慢できないもん、外でそんなに強くハグされたら恥ずかしいけどうれしいから振り払えない。まじ周りの人からしたらぶっとばしたくなるだろうけども、ごめん、思考の片隅では分かってます。でも理性に勝つほどの魅力があるのです、ごめんなさい。
久しぶりにお邪魔した彼のお部屋には、初夏のじめじめした暑さの匂いと彼の匂いが立ち込めていて、なんだかまた一安心。
暑いやろって入れてくれたクーラーの風が直接背中をなでて、ひんやり寒く感じたけれど、でもその分だけ彼の体温により近くなれる気がする。もはや思考停止ね、これは。
"かわいい""きれい"って彼に言われると、その4文字と3文字の言葉が急にうんと甘くなる。居酒屋のバイト中に酔ったおじさまに言われる"かわいい"とは全然味が違う、まあ当然だけどさ。
そして、"あいしてるよ"って、彼には珍しく早口にどさくさに紛れて、私の耳と目の間に言葉を落とす。
"あいしてる"なんて、洒落た言葉を使うからちょっとびっくりしちゃった。宇多田の歌詞じゃないけど、私は"だいすき"の方が好きよ。でも彼が"あいしてる"って言ってくれるならそれでいいや。幸せ。
"2人でこうしてるの久しぶりだね"だなんて言うから、"会えなくてさみしかった、"だなんて言っちゃった。わたしがそんなこというから驚いたのかしら、"んーごめんね、ごめんね"って、いつもにないくらい優しく強く頭をなでるから、"髪がぐしゃぐしゃになっちゃうよ"なんてごまかすけど、そんなことされたら泣きたくなるぜ。
やっぱり私は彼氏さんのこと大好きなのです、つまりはそこに落ち着くww
意地悪でやさしくて素直でかわいくて頼れてかっこよくて、そうなかなかこんなやついないぜ! :P
むふ。毎度のことながら、お粗末さまでした。