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評価:
Amuse Soft Entertainment =dvd=
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おちこぼれの女の子で、実の父から性的暴行を受けて赤ちゃんを二人も産み、実の母からは虐待される、プレシャスが、フリースクールで先生や友達と出会い、自ら歩いていこうとするストーリー。
個人的には、プレシャスが文字を獲得して読み書きができるようになっていくことで、現実と向き合い、自分にできること/しなければならないことを見て、やりたいことを実行に移していく、そんな姿が印象的でした。ちょっと黒人奴隷が文字を習得して学問を身に着けることで、自らの権利を獲得していこうとしたのと重なるな、なんて思ってしまってもみたり。
彼女のお母さんは、自分を愛するはずの夫が、妻ではなくわが子を性的対象としてみなしているのが悔しくて、娘につらくあたるのです。なんだかな、みんな愛情に飢えているのね。
プレシャスも最初はお母さんにしたがっているのだけれど、だんだん彼女から離れていく姿が、つらくて、でも頼もしくも見えました。うーん、むすかしいな。うまくいえないな。
マライア・キャリーが、たしか社会福祉士役で出ているのだけれど、なんだかすごく別人のようでした。まあ普通に綺麗な感じの人でしたが。メークの力、おそるべしww